無造作に

眠りにつくまで、話をしよう

瞳に焼きついたソレは私を放してくれない

12月が来てしまいましたね。とうとう、今年最後の月。
きちんと振り返れる1年を過ごしていない。どれも惰性で生きてしまった感が否めない。けれど医者に「貴方が満足するまでやりなさい。やっていいんです」って言われてから、少しは変われた気がする。満足したかどうかは分からないけど、沢山自分のやりたい事をやった。漫画を描いて、イベントに出て、目標がまた出来て、頑張りたいって思えた。私は満足できたのだろうか。満足なのかは分からないけど、頑張った事だけは確か。だからそれを受け入れてあげたい。

話は変わって、最近気持ち悪い事を思い出す。家族と過ごした些細な記憶を。どうでもいいのに、思い出しても今更戻れないのに。
毎年父親の作るチーズケーキは美味しかったとか、母親の作るケーキはどういうものだったとか、ケーキにはいつも甘さ控えめの生クリームにみかんを入れていて、料理が苦手な母親なりに頑張っていたことに気づいたとか。こんな、どうでもいい事ばかり思い出す。私はもう、両親を憎んでいない。私にした様々な事は忘れないし許さないけど、心が落ち着いてきたのか、そういった事ばかり思い出す。
思い出すと、悲しくなる。どうして、私は家族でいられなかったんだろう、と。
今も普通に連絡をすれば返ってくるであろう。しかし、きっとそれは最善じゃない。今なら分かり合える、話せば分かり合えるって思って話しかけて、何度も傷ついてきた。

父親はどうしているのだろう。
兄達は誰かと結ばれたのだろうか。
母親は、独りで泣いていないだろうか。
両親は、きちんと「夫婦」でいられているだろうか

こんな思考、意味ないのに、どうしようもなく思ってしまう。
帰る故郷も、家も、全部棄ててきたのに。当時気づけなかった事ばかり頭にちらついて、泣きそうになる。どうしたらいいか分からなくなる。

何を、書きたいのか分からなくなったので、ちょっと今日はここまで。気持ちの整理がついたらまた書くと思う。