無造作に

眠りにつくまで、話をしよう

思考が巡るが結局終着点は同じ

しばらく、何も手につかない日を過ごしている。自分は働けない身ではあるけれど、やりたいことは多い。しかし体調が一向に善くならない。最近ロクに寝れない。正直、いつ寝たのか記憶にない。事実としては昨日は4時間程度しか寝ていない。ずっと気分が沈みこんでる。なんか自分の感情、人格、自意識、全て曖昧になっていく。
ベッドに沈みこむように、意識が落ちてくような感覚を味わうけど、完全に意識を落とせるという事ではなかった。
他の人格に代わるという事も最近うまくできず、今の僕は随分とボロボロなのは理解している。他人格に頼って良いのは分かる。
しかし先日衝撃的な事が起こった。それ以来代われずにいる。

それは僕自身が自分の記憶を失くしてしまうという事だった。自分の事も、他の人格の存在も、分からなくなってしまった。何かに喰われたかの様に、思い出せなくなった。幸い他の人格とはコンタクトは取れて、表面上の、他者から見たこの身の名前から、人格の名前、今の現状を、ゆっくり頭の中でなぞった。

なんていうのかな。

記憶はあれど自分が自分じゃなかった。灰というひとつの人格である感覚を取り戻せずにいた。忘れてしまった事を思い出す為に、かろうじて覚えてる友人に助けを求め、数時間通話を繋いでもらって、いつもの様に会話をした。そこで会話を交わしてる内に自分がどんな人間だったのか、身の回りの事を、徐々に思い出せた。


目覚めたら知らない部屋にいて、知らない、よく分からない、何も知らない、あの忘れてしまった状態の事を、今でも覚えている。一体あれはなんだったのか?
記憶が飛ぶきっかけは特になかった。前日他人格が泥の様に睡眠に浸かり、僕で目を覚ましだけ。

思い出せないけど、何か、何かを過去に置いていき何かと離別したのかもしれない、と思いはした。それが一番納得のいく答えだった。現にまだうすぼんやりしている。記憶全てが戻ったわけでもなく、困らない程度に戻った、というくらい。自分の感覚が気持ち悪いくらいに、今までの自分との人格の「整合性」を持てなかった。同じ人間だと思えなかった。解離と離人が起こってるという事に納得し、普段の生活を取り戻そうと必死になった。今はなんとか落ち着いてる。

まぁ、今は正直眠気と闘うのに精いっぱいで、あまり思考が出来ずにいる。
今もまだ眠い。眠すぎるけど、寝れずに一日過ごす。ちょっとこれは地獄では?と半笑いした。いや、笑えない。

とりあえずそんな事があったという生存報告でした。
感覚を取り戻せるよう、他の人格ともコンタクトを取って過ごそうと思う。